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高校野球連盟が主催する全国大会は3つあります。
春の高校野球、一昨日終了した夏の高校野球。そして、全国高等学校軟式野球選手権大会。
横須賀からは、過去この3つの大会に参加した学校はありません。
この夏、三浦学苑が、横須賀の高校ではじめて参加しています。
硬式野球に比べて、あまりマスメディアでも取り上げられないこの大会でも、甲子園に負けないぐらいの熱戦が繰り広げられています。
この大会は、いつからか 「もうひとつの甲子園」と呼ばれています。
昨日、応援に行っている元校長の青池先生と連絡が取れました。12回裏、大逆転で勝利したとのことです。興奮の様子が伺えました。頑張れ三浦学苑!!!
「軟式高校野球全国大会」三浦学苑(南関東代表)が四国代表の新田高校を延長12回裏、2点を返して、4対3で、逆転さよなら勝ちをしたそうです。今日は12時30から兵庫県の新港学園との対戦です。
朝日新聞 8月27日
兵庫県で開かれている第59回全国高校軟式野球選手権大会(日本高野連主催、朝日新聞社など後援)で、初出場した南関東代表の三浦学苑は26日、四国代表の新田(愛媛)に4―3で逆転サヨナラ勝ちし、初戦を突破した。27日午後0時半から高砂市野球場で行われる準々決勝では兵庫代表の神港学園と対戦する。
■力投エースに報いた決勝打 山浦誠史主将
延長12回裏1死一、二塁、一打出ればサヨナラの場面で三浦学苑の山浦誠史主将(3年)が打席に立った。追い込まれて迎えた5球目。狙っていた内角の直球を捉え、左前適時打を放ち、接戦に終止符を打った。「打った瞬間、抜けると分かった。打てて本当にうれしい」と振り返った。
7回以降、両チームとも点が入らず投手戦となった。先発の櫨(はし)宏司投手(3年)の力投も、延長12回表、二塁打などで1点を奪われリードを許していた。直後の攻撃で同点に追いついたところで、山浦主将に打順が回ってきた。「櫨がよく投げてくれていたので、バッティングで応じたかった」との思いで放ったサヨナラ打だった。
全国の舞台でサヨナラ打を放ち、自信になったと笑顔を見せた。「厳しい試合を制すことができたので、もう緊張はない。次も守り勝つ野球ができれば」(興津洋樹)
神奈川新聞 8月27日
第59回全国高校軟式野球選手権大会第2日は26日、兵庫県の明石トーカロ球場などで1回戦の残り4試合が行われた。南関東・神奈川代表の三浦学苑は延長十二回の末、昨年準優勝の新田(四国・愛媛)に4-3でサヨナラ勝ちした。このほか南部(近畿・和歌山)と神港学園(兵庫)もサヨナラ勝ちし、福岡大大濠(北部九州)とともに準々決勝に進出した。
三浦学苑は延長十二回に1点を取って追い付き、なお1死一、二塁から山浦誠史主将(3年)の左前打で終止符を打った。エース右腕、櫨宏司(3年)は5安打3失点(自責2)で完投。27日に神港学園と対戦する。
◇失敗恐れず機動力全開
晴れ舞台でもやるべきことを貫いた。初出場の三浦学苑は6盗塁で揺さぶり続け、延長十二回逆転サヨナラ勝ち。サヨナラ打のヒーロー山浦主将は「とにかく自分たちの野球をしようと言っていた」と声を弾ませた。
1点勝ち越しを許した延長十二回。四球で出た先頭の佐藤款が送りバントで二塁へ進む。ベンチのサインは「行けたら行け」。ここまで二盗を2度刺され、けん制でも2度のアウトを献上していたが、失敗なんて恐れない。けん制で挟まれると「突っ込むしかない」。相手のミスを誘って三塁を陥れた佐藤款は「これが俺たちの野球。結果オーライ」と笑顔で振り返った。
そうしてチャンスを広げ、内野失策でまず同点。押せ押せムードの中で四球を選び1死一、二塁とし、一振りで決めた主将は「バッティングは運もある。たまたま」。まるでスランプのない足は違う、とでも言いたげだった。
六回の得点も盗塁が絡んだもの。持ち前の攻撃でプレッシャーをかけ続けた岡村悟司監督(39)は「アウトになっても、挟まれても、かく乱しろと言っていた」と納得の表情だ。
県大会決勝で昨年の全国王者である横浜修悠館を、そして今度は準優勝の新田を破った。「この勝ちは大きい」と佐藤款。記念すべき全国1勝とともに、チームは確かな自信をつかんだ。
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