コンテンツへスキップ
新年おめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
明日から、役所も各企業もスタートです。今年一年が皆様にとって、よい年になりますように、お祈りいたします。
元旦のタウンニュースで、「まるごと横須賀の映画をつくる会」の記事が出ていました。矢城監督と松浦社長が、映画づくりについて語っています。見逃した方は、新聞を探してみてくださいね。
★「横須賀の魅力」映画に託し
タイトル「スカジャン兄弟」(ブラザース)
掲載号:2014年1月 1日号
「オール横須賀の映画を作ろう」―。そんな企画が今、動き出している。
きっかけは昨年夏、久里浜在住の映画監督・矢城(やぎ)潤一さんの作品「ばななとグローブとジンベエザメ」の上映会を横須賀で開催するため、監督の母校・横須賀高校の同級生たちが集まったことに遡る。かねてから「横須賀の映画を作りたい」という思いを抱いていた矢城さんを後押ししたのが、旧友たちの行動力だった。
映画上映会の実行委員会を発展解消する形で昨年10月、「まるごと横須賀の映画をつくる会」が発足。同校の同窓生を中心に、映画作りをスタートさせている。”まるごと”のネーミングも満場一致で決定。
会長に就任した松浦直三さんは「人・自然・文化・歴史など横須賀は潜在能力が高い街」と話す。横須賀の持つ独特のイメージは、他都市にはない唯一無二のもの。「これを活かさない手はない」
◆なぜ今、映画なのか
横須賀を表現する歌は、割とすぐに上がる一方、横須賀が舞台になっている映画は数えるほど。だからこそ、「これが横須賀、と言える映画を作りたいという思いが強くなった」。矢城監督はこう話す。さらに「映画は、他のメディアに比べて内外への発信力が強く、長い」というのが理由だ。製作準備から撮影まで、市内で完結させることに意味がある。さらにキャストも横須賀出身、横須賀に縁のある人を選ぶ方向だ。映画作りに市民や多くの人が関わっていくことで「私の街の映画」と愛着を持ってもらえる―そんな狙いもある。
「映画を撮り続けることで、文化を発信する横須賀のイメージアップになる」。地方都市を舞台にした映画づくりも、全国で活況だ。主要都市での上映や国内外の映画祭出品も視野に入れると、『横須賀』を発信するツールとして、格好の”名刺”となるはずだ、と。
◆世代のパワーも後押し
「50代となった僕たちが”火”をつけることに、意味があるのでは」―と言葉を重ねる矢城監督と松浦さん。がむしゃらに働いてきた20・30代を経て、厚みが出てくるこの世代だからこそできることもある。さまざまな業種で活躍する同窓生らの人脈も最大限に生かせれば、思わぬ広がりも期待できる。「新しいものを作るパワーはまだまだある。そんなところを見せたい」
◆来秋の公開目指す
ストーリーも少しずつ明らかになってきた。タイトルは「スカジャン兄弟(ブラザーズ)」(仮題)。舞台はもちろん横須賀、三浦半島。ドブ板通りを中心に、若者が成長する姿を描いていく。脚本を手掛けるのも矢城監督。横須賀で育った自分の青春時代も重ねながら構想を練ってきた。早ければ今年の秋、「スカジャンが似合う季節」にクランクイン(撮影開始)、来年秋の公開を目指している。
会の立ち上げから3カ月、製作に協賛する団体・個人を募っている。個人サポーターも大歓迎だ。「みんなが幸せになる映画を」―これを合言葉に、歩み始めたところだ。
★タウンニュース 横須賀版
http://www.townnews.co.jp/0501/2014/01/01/219981.html
★あっとほーむデスク(取材していただいた記者のコメント)
「映画には夢がある」。今回の取材で出会った2人の笑顔に、明るい陽射しを感じました。そう、「夢」を抱くことは、希望であり、可能性を拓くことにつながります。叶う・叶わないではなく、それまでの過程に意味があるのではないかと思います。それを伝えるのも私たちの仕事。「夢のない若者が増えている」―そんな声も聞かれます。子どもたちが夢を抱ける街・社会になることを願います。(藤原 朋子)
]]>