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淡島さまに行ってきました。今年の3月3日は、ウィークデーで、寒い天気だったので、参拝者はいくぶん少なめですが、それでも多くの方が、参拝されていました。
私は地元大楠小・中の出身で、祖母の実家が芦名の「魚留」という魚屋さんなので、小さい頃から何度も淡島様に参拝してきましたが、「流しびな」をちゃんと見たのは初めて。 海岸につくった結界の中で、神主さんがお祓いをしてから、おひな様を船に乗せて海に流しました。いろいろな穢れ(けがれ)を、人形にのせて、流すということ。最近では、人形を流すのは環境上問題があるとして、水に溶ける紙を人形のかわりに海で流しています。
実際の人形は、火で燃やしているということです。
西海岸の重要なお祭りの1つです。ぜひ、3月3日ひな祭りには、淡島神社に足を運んでみてください。
神奈川新聞
ひな祭りの3日、横須賀市芦名の淡島神社で「流し雛(びな)」が行われ、1年間のけがれや災いを人形に託した。
芦名海岸で神事を執り行った後、子ども連れの見物客が見守る中、約30体のひな人形を載せた小舟は神職や巫女(みこ)が乗った船に引かれ、湾内を数周回った。
環境に配慮して実際に海に流すのはひな人形ではなく、人形を持ち寄った人たちの願い事が書かれた色紙。湾内を周回する間に船上から巫女らが海へと流していた。
底抜け柄杓 淡島神社にあがる階段の下で、底抜けの柄杓に付箋が貼ってあって、そこに願をかけて、拝殿に捧げて、お祈りをします。
底抜け柄杓のいわれ
淡島明神は天照大神(あまてらすおおみかみ)の妹で住吉大神の妃であったが
腰の病気があったことから離縁され和歌山市の淡島(粟島)に流されました。
その地で女であるがために腰の痛みの苦悩から人々を救うことを誓って神になりました。
祭神が淡島に流されたときに船が浸水したため柄杓で水をかい出したが途中で底が
抜けてしまいそれでも水をくみ出すことができたという故事にちなむものです。
又、社伝によれば淡島の神がこの芦名の地に流れついたときにすくいあげた柄杓とも
いわれています。
底抜け柄杓に麻を結んで奉納するしきたりは病の救済、女性の幸せを託したもので
それが縁結び、安産の信仰に結びついたものです。
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