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財務省の「40人学級にもどす」案は 今回はなくなった!
昨年10月23日に、「35人学級をやめて40人学級に戻す」という報道が、各新聞でながれた。財務省がその、理由としてあげ他のが、「いじめ不登校が、35人学級になっても目立って改善されない。」だから、やめようという。よくわからない理由であった。
いじめの数が増えたというのは、認知数のことで、認知数が増えたというのはそれだけ細かく見えてきたという数字。不登校の数というのは、実数を表すのだから、不登校の子どもの数が減ったということが、評価すべき数字ではないだろうか。
もしそれが、十分でないとするならば、2年生・3年生そして、中学生まで当初の予定通り、35人学級を推進するというのが通常の考え方だが、ところが財務省は「元に戻せ、そうすれば86億円減らせる」いう財政の本音の理由が押し出された。やはり、理由なんてどうでもよく、財政上の目的のための理屈でしかないのだ。
財務省は学校の中での教師の多忙化や、一人一人の生徒理解の困難さ、なにより、子どもたちの未来をどう考えているのか、ということだ。
この件に関しては、文部科学省は当然反論したが、ネットの世論調査でも70パーセントが反対し、世論が即座に反発したことが大きかった。マスメディアももこぞって反対の論調を示し、各新聞の社説にも書かれた。
1月に入り、2015年度予算案の閣議決定がされたが、「40人学級の復活」は撤回となった。しかし、文科省の求めていた教職員定数の増員も見送られ、案では結果として100名の純減とされた。この点が今回の予算案で最も大きな課題である。今、学校現場の状況を考えると一番必要なことは、教職員定数の改善が緊急の課題である。
昨年も6月に、横須賀市議会は全会一致で、「少人数学級の推進と教育予算の増額」の意見書を国に対して提出をしている。子供達の未来のために国民全体で、結束して立ち向かう必要がある。
教育は未来への架け橋
私は高校と・中学校の教員を25年間社会科の教師をやってきました。学校は様々なことが毎日に起こります。授業中だけでなく、朝から、放課後の部活動まで、子供達の生活がきちんとできるか、仲間はずれを出すことはいないか。教師はいろいろ考えながら過ごしています。その中で、やはり子どもときちんと向き合うことが一番大切です。「教室は、いつだって何かしら事件が起きるもの」「だからこそ、教師は子ども達に向き合って、つまずいたり、失敗してしまった子ども達に、明日も頑張ろうって語りつづけることが大切」なのです。しかし、今多くの教師が様々な業務に追われて、向き合う時間が取れていないのが現状です。学校で先生方がのびのびと教育活動が出来るように、学びの環境づくりの観点から、 意見反映をしていきたいと考えています。教育は未来への架け橋です。]]>