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準々決勝、VS神港学園(兵庫) 8月27日
前回の、ブログ記事を書いたのが、27日の朝6時過ぎ、記事書いているうちに、無性に応援に行きたくなった。元校長のA氏が大会に応援で引率していることも知っていたので、明石の近隣の市に住んでいる元委員長の K氏に電話をした。「いっていいかな?」。すると、ひとのいい、おおらかな関西弁が聞こえた。「すぐに来いよ。家に泊まればいいやないか。西明石まで迎えにいったるで~」、「それじゃあ、行きます。」
着るものを即座に鞄につめて、新幹線に飛び乗った。9時07分に新横浜に乗ると、12時前に西明石に着いた。K氏の車に乗せていただき、12時半からの試合に間に合った。
二年前の夏もそうだった。サッカーの快進撃の記事をブログで紹介しているうちに、あれよあれよという間に、決勝。試合当日、とにかく行ってみようと松本まで車を走らせ、決勝戦に間に合うことが出来た。そして、サッカーの全国優勝に立ち会うことが出来た。あの感動は、忘れられない。
三浦学苑は、私にとって母校も同じである。最も多感な20代、教師になりたての時期に6年間、この学校に教師として仕事をさせていただいた。本当にこの学校で、教育の基本である「子どもと関わることの楽しさ」を学ばせていただいた。先輩達、同僚に恵まれ、さらに生徒達とガチンコ真剣に関わり、学ぶことの楽しさを、教えていただいたことを思い出す。 きっとその根底には、受容的な教師集団のあたたかさを感じるからにちがいない。今でも時折、三浦高校(当時はそう読んでいた)の職員室で、仕事をしている夢を見ることがある。
「あり得ないことが、起こるには必ず理由がある。」サッカーでも今回の軟式野球でも、偶然にこの結果がある訳でない。日常の努力と技術力は当然だが、指導者と生徒との信頼感とそれを包む学校のもつ包容力のような力がある。スタンドで連日応援している保護種の皆さんの力も大きい。ブラスンドの皆さんも一生懸命頑張っている。そのひとつひとつが大きな力になって、勝利に結びついているのだと思う。
試合は、「 1-1の10回表に、神港学園が1点追加。後攻の三浦、2 アウトランナー1塁から、二つのデッドボールで、満塁。そこで前日逆転サヨナラをうったキャプテン山浦がタイムリー二塁打で、逆転サヨナラ。」という結果だが、そこに至るまでに、試合の流れは、あっちに行ったりこっちに転がったり、軟式野球の難しさと面白さを感じながら、いい試合を見させていただいた。 生徒達の奇跡的な頑張りに感謝!!
試合内容は、神奈川新聞の記事を紹介します。写真は私が撮ったものです。
神奈川新聞 8月28日朝刊
第59回全国高校軟式野球選手権大会第3日は27日、兵庫県の明石トーカロ球場などで準々決勝4試合が行われた。初出場の三浦学苑は2試合連続の延長サヨナラ勝ちで神港学園(兵庫)を3-2で下し、準決勝に進んだ。このほか2年ぶりの優勝を狙う中京(東海・岐阜)福岡大大濠(北部九州)崇徳(西中国・広島)が4強入りした。
三浦学苑は1点を追う延長十回2死満塁から、山浦誠史(主将(3年)が左越え2点適時二塁打で試合を決めた。28日の準決勝は福岡大大濠と対戦する。
◇ヒーローはまた主将
浅く守っていた左翼手の頭上を会心の打球が越えていった。連日の延長戦で、またも逆転サヨナラ勝ち。そしてヒーローはまたしても主将だった。三浦学苑の山浦は「いいのか悪いのか、2試合連続で決めちゃいました」とちゃめっ気たっぷりに喜んだ。
1点を追う延長十回。2死一塁から連続死球で塁が埋まると「相手(投手)は勝ち目前で焦っている。甘い球が来る」。初球の変化球は見逃して得意の直球を待ち、2球目の内角球をはじき返した。岡村悟司監督(39)は「打ち気を抑え、いい(ボールの)待ち方をしてくれた」と、窮地にも落ち着き払った対応を称賛した。
中学時代に硬式野球でならし、1年時から中軸を担った。昨夏の県大会2回戦敗退後、自然な流れで主将となったが「みんなわがままでまとまらなかった」(山浦)。心労のため体重は1カ月で5キロ減り、白髪も出た。それでも「野球が好きでチームの仲間が大好き。どこでも笑顔」と父啓史さん(49)。明るいキャラクターでチームをまとめてきた。
その主将を中心に、驚異的な粘りで県と南関東を制し、全国4強にたどり着いた。試合ごとに強さを増す姿に「彼らのことが分からなくなってきた。すごすぎ」と指揮官も興奮を隠せない。初出場優勝へ、神奈川2連覇へ、あと2勝。最後の夏を満喫している主将は準決勝に向け「あしたくらいは9回で終わらせたい」と早めの援護を誓った。
●雰囲気盛り上がる
三浦学苑・山浦誠史主将の話
2人のピッチャーが辛抱強く投げてくれた。(チームの雰囲気が)盛り上がっている。(以前は)だらけることがあったが、秋からミーティングを何度も重ねてまとまってきた。
●次戦も後半勝負に
三浦学苑・岡村悟司監督の話
(2試合連続の逆転サヨナラ)すごすぎ。本当に粘り強い。秋の(県大会の)初戦敗退から強くなってきたが、この大会でも強くさせてもらっている。準決勝も接戦に持ち込んで後半勝負したい。
この試合、前の試合共にミラクル。奇跡的な試合でした。投手もよく頑張りましたが、打者も、ベンチもひたむきに頑張ってきた成果が実った試合内容だったのだと思います。試合後の子ども達の笑顔にが忘れられません。
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