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4月20日、子安の谷間を埋めて、「薬草園」をつくりたいという八王子に本部を構える農事組合法人が、子安の住民を対象に説明会をおこなった。説明会で、場所は子安の炭焼き小屋のさらに、東側の谷であることが明らかになった。
そこに、この業者は主に「アシタバ」???の栽培をするという。その場所は前田川の源流にあたるが、業者は相当量の残土による埋め立てを考えていると説明の中で明らかにした。説明会の中では、それが目的である可能性も強いと厳しく指摘する方もいた。参加者の中からも、「これまで残土を受け入れてひどい目にあってきた。この地域にはもう絶対にいれない」と批判する声がほとんどを占めた。
さらに、10tトラックを入れるための搬入路を確保するために市道を拡幅し、生活道路に新たに私道を接続するなど計画もかなり乱暴である。当然、神奈川県及び横須賀市の許認可に関わる各方面の規制がかかる。農業をするのであれば当然農業委員会で、農地法5条の申請をしなければ、転用は出来ない。
残土の処理については、県の「残土条例」で内容を制限がされている。どのように説明しても、残土の中身が、どんなものが運ばれてくるのか、時期が時期なだけに、放射能や有害物質等の搬入の危険性も拭えない。
横須賀市においては、河川課・都市計画課、開発指導課、農業委員会、道路建設課など、多くの部局にまたがる話になるので、まず法令上の審査をきちんとおこなっていただきたい。さらに、住民の意向をきちんと聞いた中で、こういった事例については、極めて慎重に扱う必要があります。
三浦半島の貴重な自然を守る観点から、子安の自然は重要な場所であります。多くの地元の皆さんと守っていく必要があります。
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