「横須賀の夢・西地区の夢」というテーマで、ある団体さんから原稿を依頼されました。

「横須賀の夢・西地区の夢」というテーマで、ある団体さんから原稿を依頼されました。考えてみると、「夢」ってむずかしいなーと思いながら、きっとできることは、ひとり一人の夢をつなぐことなんだなって改めて考えました。

横須賀の夢・西地区の夢  横須賀市議会議員 長谷川昇

▼2014年1月、「横須賀市は人口減少数で日本1」というニュースが飛び込んできた。「人口減少ショック」であった。谷戸地域の人口減少は深刻で、横須賀の空き家は30,000軒を超える。また、2018年の地価下落率では、全県のワーストに横須賀の地名が並んだ。少しネガティブな記事が気になる。▼しかし、全国的に見れば「横須賀」のもつポテンシャルが低い訳ではない。「横須賀」の知名度は全国の数ある自治体の中で、上位に位置する。三方海に面した三浦半島。「横須賀」のイメージである「海」は子どもから高齢者まで、どの年代においても魅力的。軍港のイメージの強い東海岸と、自然豊かなおいしい魚や野菜が豊富な西海岸。▼そういった中では、西地区の農漁業とそれに連携した地域の活性化、さらに求心力のある観光スポットをつなぐことが横須賀を元気にする鍵でもある。すでに昨年の横須賀の集客状況の一位は「ソレイユの丘」、二位は「すかなごっそ」である。観光の観点からも西地区がじわりと牽引している。▼「夢」はこんなことできたらいいなと思うこと。そういった事例のひとつとして、大楠観光協会では「芦名・浄楽寺にある運慶仏を国宝に」という「夢」を提案している。運慶の真仏(本物と認定されている仏像)は31体。そのうち5体が芦名・浄楽寺にある。阿弥陀三尊に不動明王、毘沙門天は800年の時を超え、和田義盛が運慶と仏師10人つくらせたもの。昨年、東京国立博物館で開催された「運慶展」では連日の超満員となった。専門家の意見では、最も国宝に近い作品とのこと。これも1つの「夢」。▼また、NPO法人三浦半島生物多様性保全は休耕田を復活させ、そこに地元小学生だけでなく、他都市からも農業体験の輪ををつないでいる。それ以外にも、西地区の若い農業者が集う若耕人‘Sはトマトやにんじんなど横須賀の農産物を魅力的なものにする工夫しながら栽培から販売へと展開している。ここにしかない体験やおいしいものを作り出すことも大切な「夢」のひとつ。▼きっと「夢」の答えは、私たちひとりひとりの中にあるはず。「夢」は誰かがくれるものでもなく、ひとり一人が描くもの。「ああすればもっと良くなる」、「こんなことができたらいい」、そういった願いを「みんなの夢」につなげることができたら、きっと素敵なことだなぁと思う。

横須賀市議会議員 長谷川昇

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