「学校現場の多忙化」は緊急問題。

「学校現場の多忙化」は緊急問題。1日4時間の超過勤務が常態化している。土日の出勤。とりわけ中学校は、部活などの練習・練習試合、大会が土日に開催される。役員ならば準備片付けにさらに時間がかかる。
 「子どものため」といいながらも、どこまでで線を引くのか。学校だけでなく、文部科学省も、教育委員会もみんなで知恵を出していかないといけない。
 政治のやるべきはまずは、定数法の改正をし、教員数を増加することで、より子どもひとり一人に、丁寧な対応ができる体制づくりが必要なのだ。横須賀市からも毎年、教員定数の改善について請願を出しているが、なかなか進まない。
 私が現場にいた10年前にも「多忙化の問題」、「メンタルの問題」もずいぶん大きく取り上げられたが、改善どころか悪化の一途である。報告によれば、「一週あたり5時間の超過勤務」の増加が指摘されている。「過労死水準という」実態からすれば、緊急かつ継続的な対応が必要なのは言うまでもない。

教員勤務実態調査:中学教諭、6割近くが「過労死ライン」
                    2017年04月28日 毎日新聞

校長や教頭など全ての職種で「教員の多忙化」改めて浮き彫り
 2016年度の中学校教諭の1週間あたりの平均勤務時間は63時間18分で、10年前より5時間12分増えたことが、文部科学省の調査(速報値)で分かった。「過労死ライン」に達する週20時間以上の残業をした教諭が6割近くを占めた。土日の部活動の指導時間が10年前の2倍になったことなどが主な要因。小学校も含め、校長や教頭など全ての職種で勤務時間が増えており、「教員の多忙化」が進んでいることが改めて浮き彫りになった。
 教員勤務実態調査は06年度以来。16年10~11月、全国の公立小中学校各400校の教員を対象に連続7日間の勤務状況などを尋ね、小学校397校の8951人、中学校399校の1万687人から回答を得た。
 中学校教諭の1日の平均勤務時間は平日で11時間32分(06年度比32分増)、土日で3時間22分(同1時間49分増)。業務別でみると、土日の「部活動・クラブ活動」が2時間10分(同1時間4分増)と倍増した。過労死ライン(残業月80時間)に達する計算になる週60時間以上勤務した教諭は57.7%。うち過労死ラインの2倍に相当する週80時間以上は8.5%いた。
 小学校教諭は平日で11時間15分(06年度比43分増)、土日で1時間7分(同49分増)。1週間では57時間25分(同4時間9分増)で、過労死ラインに達する60時間以上働いた教員は全体の33.5%だった。旧学習指導要領に基づく教育課程(カリキュラム)だった06年度に比べ小学1~2年で授業時間(1単位時間45分)が2時間、小学3~6年で1時間増えたのに伴い、授業の準備時間も増えた。
 教諭の年齢構成をみると、30歳以下は小学校で25.9%、中学校で24.4%を占め、10年前より10~11ポイント増えた。若い教諭はベテランに比べ授業の準備に時間がかかり、部活も任されるため、全体の勤務時間を押し上げる一因となっている。
 松野博一文科相は28日の閣議後記者会見で「看過できない深刻な事態が客観的な数字として裏付けられた。早急に対処したい」と述べ、中央教育審議会に対策の検討を依頼する方針を示した。【伊澤拓也】

横須賀市議会議員 長谷川昇